かざこし寺子屋デイキャンプとは

「かざこし寺子屋デイキャンプ」は、長野県飯田市の都市公園かざこし子どもの森公園で行われている、小学生を対象とした野外教育事業です。私達がどんな活動をしているのか、ほんの少しですが紹介します!


1.目的・目標

参加する小学生に対して

生活能力・基礎学力・問題解決能力の「生きる力」を身につけることを目的に活動を行なっています。

 アウトドアクッキングや、学習アクティビティーや何気ない友達とのコミュニケーションや自然とのふれあいの中で学習を進めていくことを目指しています。

 

 

 

2.活動内容

朝から夕方までの1日を通して活動します。活動の柱は4つです。

1.学習支援

小学校から持ち帰る宿題を中心に勉強の時間を設けます。自身が抱える学習課題に対して、学生視点からサポートをします。

2.アウトドアクッキング

アウトドアクッキングにチャレンジします。火の扱いやサバイバル術を学びます。

3.学びのアクティビティー

簡単な科学の実験などをテーマとした毎回異なる学習アクティビティーを体験します。新たな世界に興味を持つきっかけを作ります。

4.遊びのアクティビティー

子ども達が中心となって自由にあそびを決める時間です。話し合いを通してディスカッション能力の向上を目ざします。

3.活動フィールド

かざこし子どもの森公園は長野県飯田市にあります!

26haの広大な子ども公園です!

 


4.スタッフについて

 このデイキャンプは市民ボランティアとともに協働手法で運営されています。その主たるメンバーは国立信州大学のボランティアサークル「らんぷの会」のみなさんです。らんぷの会は、こども、ボランテイア、野外などをキーワードとするボランテイア団体です。公園では、ボランティアのみなさんと2人3脚で、研修や準備・計画を進めていきます。 活動方針やボランティア厳守事項を設け、研修を行なっています。スタッフ研修はキャンプ前に複数回、大規模な宿泊型の研修を年に1回実施しています。 

 この活動を通して、予見能力・現場対応能力・改善マインドの研修機会を青年層へ提供する事もこの事業の目的の一つです。

5.保護者の皆様へ

 このかざこし寺子屋デイキャンプは、飯田下伊那に住む小学生の健やかな成長の一助となるよう設計しています。

 自然の中で集団生活を行い、初めて会うお友達とどのように付き合うか、料理はどうしたら美味しく作れるか、など生活の基礎となる能力を体験学習で学んで行きます。

 試行錯誤を繰り返しながら暮らしを作るプロセスを大切にしたプログラムですので、なかなかうまくいかない時もあります。我々スタッフは手を貸したい気持ちをぐっと抑えながら、大きな愛情で包み込んでいく様なキャンプを目指していきたいと考えています。

 また、このキャンプでは自主学習の時間を設けています。学校で学んでいる学習の予習復習、普段お子さんが抱えている学習課題を、教え合い学ぶ機会を提供していきます。学生ボランティア(大人)に教えて貰い、確かな学びを得ていただくとともに、友達に相談したり、本を読み漁ったり…など、問題を自分自身で解決できる力を身につけてもらいたいと考えています。自主的に学び合う場、”寺子屋”と名付けたゆえんです。

 企画運営は、信州大学で学んでいるこども支援ボランティアサークル「らんぷの会」の皆さんを中心に、学生ボランティアさんが全国から集い実施してくれます。希薄になってしまった少し歳の離れたお兄さんお姉さんとの交流も、このデイキャンプの目的のひとつです。切磋琢磨する青年たちと交流し、お子さんたちに将来の夢を見つけるきっかけを提供できればと考えています。